リファッション2018シンポジウム
「リファッション4.0 2nd SDGsから考える」
- 【実施日時】
- 2018年7月7日(土) 13:00〜16:30(12:00開場)
- 【場所】
- 文化学園C館9階 C091
- 【住所】
- 東京都渋谷区代々木3-22-1(アクセス)
- 【定員】
- 100名(先着順・要事前申し込み)
- 【参加費】
- 一般参加者:1,000円
学生:500円
FB会員・UNIFA会員・高校生以下:無料 - 【参加対象者】
- これからの衣生活に関心のある生活者
衣生活を研究・推進する教育関係者
ファッションに個性表現を求める方々
リクチュール市場を創ろうとしている企業及びクリエイター - 【主催】
- ファッションビジネス学会(FB学会)リファッション2018実行委員会
Recouture2018
「リファッション4.0 2nd SDGsから考える」開催に向けて
「おなおしの日シンポジウム」と言う愛称で、とにかく10年は継続しようと運営してきたこの行事が、本日7月7日七夕の日に10回目の節目を迎えました。環境とファッションという調和させにくい部分もあるテーマに取り組んできましたがその中から様々な活動が生まれています。
今回10年のテーマと発表者の一覧をアーカイブと題して纏めましたがコメントを加えずともこの分野の社会環境変化が一目で読み取れる資料として皆さまの手許に保管して頂けると思います。今、エシカルファッションがキーワードとして取り上げられ、また技術革新の分野からはインダストリー4.0の時代とも言われます。この2つの潮流を踏まえた新しいライフスタイルとなるリファッションは何かについて幅広い分野から参加して下さった皆さまと双方向の意見交換を行い持続的に成長していきたいと思います。
プログラム
13:00 | 【開会挨拶】木田 豊(実行委員長) Profile:1964年大阪市立大学法学部卒。帝人株式会社入社。在職中から「ファイバーリサイクル研究会」を結成し、情報交換・啓発活動を行う。定年退職後、「(NPO)日本ファーバーリサイクル研究部会(東日本支部)」と「リファッション研究部会(本部)」を設立。産業界の啓発活動に力を注ぐ。現在、生活者と服飾系専門学生及び大学生の教育に注力。その活動発表の場が本日9回目を迎えるこのシンポジウムである。このシンポジウムから派生したリクチュール塾は、夜学形式で座学プラス実践的教育を目指し、地球環境基金の助成プロジェクトとして認められた。繊維3Rシステム検討委員やエコマーク基準策定委員等、公的委員にも名を連ねており、2014年、永年の活動により「環境生活文化機構 持続型社会形成推進功労者表彰」を受けた。現在、日本エシカル推進協議会員でもある。 | |
13:10 |
【研究発表1】藤岡 七海氏(東京家政大学 服飾美術学科3年) 「re→%(リパーセント) リクチュールの新しい表現」 Profile:「ものを使い切る」が信条。細かい作業が得意で、壊れたアクセサリー等は自分で直す腕前。また、縫製後に出る残布から、服とお揃いの生地でオリジナルアクセサリーも作る。リクチュールにも関心が高く、今回の企画に参加することでさらに成長できることを期待している。 | |
13:15 |
【基調講演】中原 秀樹氏 (東京都市大学名誉教授 国際グリーン購入ネットワーク(IGPN)会長 地球環境戦略研究機関(IGES)シニアフェロー(持続可能な消費と生産領域)) 日本エシカル推進協議会会長 「リファッションとエシカル」 Profile:東横学園女子短大助教授、マンチェスター・メトロポリタン大学客員教授を経て武蔵工業大学環境情報学部教授、名誉教授に。専門は持続可能な消費。世田谷区環境審議会会長、環境経営学会会長などの公職を歴任。2013年UNEP持続可能な公共調達イニシアティブ・アドバイザーに就任。2007年Consumer Citizenship Network(CCN)から「TOWER PERSON AWARD FOR CONSUMER EDUCATORSINTERNATIONAL 2007(国際的な消費者教育に貢献した代表人物賞2007」を受賞。CCNは、EU議会、UNEP(国連環境計画)、UNESCO、Consumer International(国際消費者機構)など37ヶ国133機関からなる国際組織。 | |
13:45 |
【企業講演1】「H&Mにおけるサスティナビリティの今」 山浦 誉史氏 (H&M ヘネス・アンド・マウリッツ・ジャパン株式会社 CSRマネージャー) Profile:1982年福岡県生まれ。学生時代をアメリカで過ごす。2011年8月、H&M Japanに入社。日本各地のH&M店舗にてセールスアドバイザー、ストアマネージャーの経験を経て、本社CSRマネージャーに就任。入社時よりCSRに強い関心があり、小売現場で勤務をしながらグローバルトレーニングプロジェクトに携わる。現在、様々な機関や団体と提携し、古着回収プログラムや慈善活動など、H&Mの日本におけるサスティナビリティ・プロジェクトや社内教育プログラムを担う。 ジェンナー 真帆氏 (H&M ヘネス・アンド・マウリッツ・ジャパン株式会社 PRプロジェクトリーダー) Profile:幼少時代を海外で過ごす。音楽レーベルやPR会社にて経験を積み、2016年3月H&M Japanに入社。プレス&コミュニケーション部に所属し、企業・ファッションPR等に携わる。CSR分野においては「Conscious Exclusive」や「Global Change Award」などサスティナビリティ・コレクションやファッションの未来をテーマにしたプロジェクトを担当。 | |
14:45 | 【休憩】 | |
14:55 |
【企業講演2】早川 千秋氏 (株式会社ジム専務、株式会社ハイパーハイパー専務) 「エシカルおよびサスティナブル経営の実情と課題」 Profile:1965年東京都生まれ、横浜育ち。中央大学卒業、大手証券会社、大手アパレルに在籍後、メンズニットアパレル(株)ジムに入社、メンズの企画・営業や小売店のマネージメント に経営参画。現在(株)ジム(株)ハイパーハイパー専務取締役。原宿神宮前商店会副会長。エシカルタウン原宿副理事長。趣味は洋服・雑貨を買い集めること。 | |
15:55 |
【研究発表2】「リファッション4.0 2nd」 市川 智美氏 (文化ファッション大学院大学ファッションビジネス研究科ファッションマネジメント専攻 ファッション経営管理コース助教) Profile:1988年栃木県生まれ。11年日本女子大学家政学部被服学科卒業。14年文化ファッション大学院大学ファッションマネジメント専攻修了。18年より現職。ファッション企業のサスティナブル化に向けたマーケティング戦略を研究。17年「持続可能なファッションビジネス の実現に向けた、国内ファッション企業の国際認証取得のメリット・課題点の考察」を行う。 古田 賢氏 Profile:1989年生まれ。京都府出身。立命館大学大学院 先端総合学術研究科一貫制博士課程先端総合学術専攻表象領域単位取得退学。大学院での研究テーマは「日本におけるイタリア・ファッション受容の変遷」。研究分野は経営史・文化史・流通論・産業論。現在は服飾商社で働きながら博士論文を執筆中。好きなファッション・デザイナーはジャンニ・ヴェルサーチと小西良幸。 山口 大人氏 (MASATO YAMAGUCHI DESIGN OFFICE代表/デザイナー ファッションビジネス学会リファッション研究部会所属) Profile:1985年生まれ。香川県出身。ディーズファッション専門学校卒業。文化ファッション大学院大学修了。在学中よりリメイクをベースにしたブランドを国内外で展開。現在は“Sustainable fashion”を専門に研究やデザイン活動講師やアドバイザー業務などモノを創る、売る、そして循環させるところまで関わる。所持している物の9割はリユース品。リユースは出会いが魅力。 | |
16:15 | 【質疑応答】 | |
16:25 | 【閉会挨拶】斎藤 正(株式会社アン・コトン 会長) 【名刺交換会】 | |
16:30 | 【閉会/名刺交換会】 | |
16:50 | 【終了】 | |
【リファッション2018シンポジウムに寄せて】 ファッションとエコロジーの融合というテーマに向かって、4研究部会が連携を取り運営するユニークなシンポジウムを興味深く見守って参りました。今回10年という節目を迎えられたことに関係者の一員としても賛辞を申し上げたいと思います。エシカルという新しい切り口が教育分野にも、ビジネス分野にも大きな影響を起こしつつあり、本日の成果を更に発展されることを期待します。 ファッションビジネス学会会長代理 文化学園大学学長 文化ファッション大学院大学学長 濱田 勝宏 |
参加ご希望の方は、下記ボタンよりメールにてお問い合わせ下さい。
主催・共催
主催 | ファッションビジネス学会(FB学会)リファッション2018実行委員会 |
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共催 | FB学会リファッション研究部会 FB学会アパレルリサイクル研究部会 FB学会服装社会学研究部会 FB学会ユニバーサルファッション研究部会 |
後援 | 経済産業省、環境省、消費者庁、公益社団法人環境生活文化機構、 日本エシカル推進協議会、アパレル工業新聞社、繊維流通研究会、 日本ジーンズ協議会、繊研新聞社、日本ファイバーリサイクル推進協会、 ユニバーサルファッション協会 |
協賛 | ナカノ株式会社、株式会社アン・コトン |
リファッション研究部会とは
ファッションビジネス学会のリファッション研究部会は、
アパレル・リサイクル研究部会から派生し、2009年秋に誕生しました。
当研究部会では、以下のような問題意識を持ち、活動しています。
衣服に関する「心の充足・環境の充足・経済の充足」を、
産×学×民のコラボレーションを通して探っていきます。
『産』 産業・企業・ビジネスとは……
衣服に関する『産』には、以下が当てはまります。
- 企画・デザイン・生産などの、物作りに関わるビジネス
- 百貨店・専門店・SC・通信販売などの、販売に関わるビジネス
- クリーニング・リペア・リフォーム・リメイク・カケハギ・染め直しなどの、生活で発生するビジネス
- リサイクルショップ・故繊維業・リメイクデザイナー・アーティストなどの、リサイクルビジネス
- 流通・各種薬品(業務用・家庭用)・収納などの、上記を支えるビジネス
『学』 学術研究・人材教育機関とは……
衣服に関する『学』には、以下が当てはまります。
- ファッションビジネス学会・各種専門教育機関などの、新たな世界を切り開く人材教育及び、ビジネス推進の場
『民』 生活者とは……
衣服に関する『民』には、以下が当てはまります。
- 衣服を買う人・衣服を着る人・衣服を売る人・衣服を直す人・衣服を譲る人などの、衣服に関係する生活者
企画〜開発〜生産〜流通〜販売〜利用〜譲渡〜修理〜廃棄……
産×学×民がそれぞれ深く結びつくことで、衣服を通じて「自然」と「人間社会」と「世界」がより一層深く結びつくのです。
そして、新しい『人と衣服』の関係を見つけ出すために、
『心』と『環境』と『経済』を考えていきます。
「心の充足」……衣服は、我々人間の精神とどのように関わることができるのか。
「環境の充足」……衣服は、"循環"や"エコ"というキーワードとどのように関わることができるのか。
「経済の充足」……衣服は、"フェアトレード"や"ものの価値"という概念とどのように関わることができるのか。
ファッションビジネス学会リファッション研究部会は、企業の立場、学術的な立場、教育的な立場、生活者の立場などさまざまな立場や角度から『今』を見直し、今まで見えていなかったことを見る『視点』を持ち、具体的な行動・習慣に進化させることを願い、活動します。
リファッション2018 実行委員会
実行委員長 | 木田 豊 |
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副実行委員長 | 山口 大人 |
事務局長 | 福永 成明 |
事務局補佐 | 佃 由紀子 |
実行委員 | 替地 あや子 渡邉 慶子 青木 一由 針馬 利行 杉野 公子 斎藤 正 市川 智美 古田 賢 近藤 しおり 井上 昌恵 |
参加ご希望の方は、下記ボタンよりメールにてお問い合わせ下さい。