リファッション2017シンポジウム
「リファッション4.0を考える」

 
【実施日時】
2017年7月8日(土) 13:00〜16:30(12:30開場)
【場所】
文化学園C館9階 C091
【住所】
東京都渋谷区代々木3-22-1(アクセス
【定員】
100名(先着順・要事前申し込み)
【参加費】
一般参加者:1,000円
FB会員・UNIFA会員・高校生以下:無料
【参加対象者】
これからの衣生活に関心のある生活者
衣生活を研究・推進する教育関係者
ファッションに個性表現を求める方々
リクチュール市場を創ろうとしている企業及びクリエイター
【主催】
ファッションビジネス学会(FB学会)リファッション2017実行委員会
 

Recouture2017
「リファッション4.0を考える」開催に向けて

「エコ」をとりまく環境は、年を追うごとに進化しています。ファッションとの関係においても、「ゴミを売り場に持ち込むことはできない!」と言われたのは10数年前のことです。ところが昨今は、PRまでして"着なくなった古着"の回収に取り組む企業が増えています。ゴミの資源化も急速に進んでいて、「地下資源から地上資源へ」という考え方が現実味を帯びてきました。これからはゴミこそが資源になるというのです。これまでエコ活動といえば「3R」が基本となりましたが、最近は「サスティナブル」や「フェアトレード」「エシカル」が付加され、ファッションの世界でも「リファッション」が新たな世界を迎えようとしています。これを私たちは「リファッション4.0」と考えています。産業革命に端を発した革新がインダストリアル4.0を生んでいるように、リファッションも大きな変革の波が訪れようとしています。そうした時代だからこそエコやエシカルが注目されるのです。
世界の動きの最新情報や、小中高生の学校単位での取り組み報告など、基調講演、事例研究ともに新鮮でユニークな発表です。皆さんと一緒に、新たな価値創造をさまざまな角度から学び合い、繊維業界の持続的発展、人材育成に貢献したいと願っています。

プログラム

13:00 【開会挨拶】木田 豊(実行委員長)
Profile:1964年大阪市立大学法学部卒。帝人株式会社入社。在職中から「ファイバーリサイクル研究会」を結成し、情報交換・啓発活動を行う。定年退職後、「(NPO)日本ファーバーリサイクル研究部会(東日本支部)」と「リファッション研究部会(本部)」を設立。産業界の啓発活動に力を注ぐ。現在、生活者と服飾系専門学生及び大学生の教育に注力。その活動発表の場が本日9回目を迎えるこのシンポジウムである。このシンポジウムから派生したリクチュール塾は、夜学形式で座学プラス実践的教育を目指し、地球環境基金の助成プロジェクトとして認められた。繊維3Rシステム検討委員やエコマーク基準策定委員等、公的委員にも名を連ねており、2014年、永年の活動により「環境生活文化機構 持続型社会形成推進功労者表彰」を受けた。現在、日本エシカル推進協議会員でもある。
13:05長屋 宏和氏(株式会社アトリエロングハウス 代表取締役) 【基調講演】長屋 宏和氏
(株式会社アトリエロングハウス 代表取締役 ピロレーシング代表)
「それでも僕はあきらめない」
Profile:2002年、鈴鹿サーキットで行われたF1グランプリ前座レースで大クラッシュをおこし、頚椎を損傷。チェアウォーカー(車椅子ユーザー)に。座り続ける姿勢による「お尻の縫い目が硬く、着たい洋服が着られない」という悩みを解決するチェアウォーカーファッションを2006年に開発、販売。特許を取得し、パラリンピック車椅子選手全員に提供中。活動が認められ、内閣総理大臣奨励賞獲得。
13:55【実践発表1】濱中 知子氏(ハマナカ株式会社 代表取締役社長)
「おもい つたわる ハマナカ」
Profile:2003年、大阪芸術大学芸術文化研究科修士課程後期終了。芸術文化学博士号取得。2005年、ハマナカ手芸手編み糸でおなじみのハマナカ株式会社入社。2011年、代表取締役社長に就任。
伝統ある京都に本社を置いて創業77年。"手芸を通じて創造するよろこびを一人でも多くの方々に提供し社会貢献する"ことを企業理念として、手芸手編み糸を中心にハマナカ・リッチモアの2ブランドを展開。また、フェルト羊毛など様々な手芸材料とクラフトツールを開発・提案している。
14:23【休憩】
14:33ポスタープレゼンテーション(参加団体/企業)
FB学会リファッション研究部会/ナカノ株式会社/株式会社アン・コトン
丸井グループ/杉野服飾大学短期大学部/ふろしき研究会
NPO法人日本ファイバーリサイクル推進協会「子どもリクチュールくらぶ」
一般社団法人日本縫製機械工業会/Recouture活動・作品展示
Yプロジェクト株式会社(あおぞら組)大漁だべさ
リペアクリーニングドットコム/長野県屋代南高等学校ライフデザイン科
大麻博物館/ファッションビジネス学会
15:09【実践発表2】和田 茉里奈さん(美濃加茂市立東中学校)
「オンラインとオフライン」
(ホームソーイング小中高作品コンクール リクチュール賞受賞者)
15:19【実践発表3】高安 淳一氏(大麻博物館館長 日本民俗学会所属)
「大麻という農作物」
1963年6月栃木県太田原市に生まれる。1984年3月東京工芸大学短期大学部写真技術科を卒業。2001年12月栃木県那須に大麻博物館を開館。
幼少時より興味のあった大麻について調べ続ける。日本古来の麻布が予測していたものより遥かに深刻な事態にあることから、日本にただ一人残る大麻生産から織りまでの技術を保持する奥会津の農家に師事し大麻布作りを学ぶ。糸を作るための大麻栽培、繊維の取り出し方などの保存と継承を目指すとともに、各地に残る大麻布や糸、糸績み技術、栽培技術の保存と継承を目指している。
15:47【実践発表4】岩元 美智彦氏(日本環境設計株式会社 代表取締役社長)
「ファッションがリードする『捨てない未来』のカタチ」
2007年1月日本環境設計を設立。資源が循環する社会作りを目指し、リサイクルの技術開発だけでなく、メーカーや小売店など多業種の企業と共にリサイクルの統一化に取り組む。
2015年アショカ・フェローに選出。EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー2015において部門大賞受賞。Japan Venture Awards2017中小企業庁長官賞受賞。著書『「捨てない未来」はこのビジネスから生まれる』
16:15【質疑応答】
16:25【閉会挨拶】増田 大助(文化服装学院ファッション流通専門課程副グループ長専任教授 ファッションビジネス学会理事事務次長)
【名刺交換会】
16:30【閉会/名刺交換会】
16:50【終了】

参加ご希望の方は、下記ボタンよりメールにてお問い合わせ下さい。

お申し込みはこちらから

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主催・共催

主催ファッションビジネス学会(FB学会)リファッション2016実行委員会
共催FB学会リファッション研究部会
FB学会アパレルリサイクル研究部会
FB学会服装社会学研究部会
FB学会ユニバーサルファッション研究部会
後援ファッションビジネス学会、NPO法人日本ファイバーリサイクル推進協会、
NPO法人ユニバーサルファッション協会、経済産業省、環境省、
公益社団法人環境生活文化機構、株式会社繊研新聞社
日本ジーンズ協議会、繊維流通研究会、株式会社アパレル工業新聞社
協賛株式会社丸井グループ、株式会社アン・コトン、ナカノ株式会社、日本環境設計株式会社

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リファッション研究部会とは

ファッションビジネス学会のリファッション研究部会は、
アパレル・リサイクル研究部会から派生し、2009年秋に誕生しました。
当研究部会では、以下のような問題意識を持ち、活動しています。

衣服に関する「心の充足環境の充足経済の充足」を、
××のコラボレーションを通して探っていきます。

『産』 産業・企業・ビジネスとは……

衣服に関する『産』には、以下が当てはまります。

  • 企画デザイン生産などの、物作りに関わるビジネス
  • 百貨店専門店SC通信販売などの、販売に関わるビジネス
  • クリーニングリペアリフォームリメイクカケハギ染め直しなどの、生活で発生するビジネス
  • リサイクルショップ故繊維業リメイクデザイナーアーティストなどの、リサイクルビジネス
  • 流通各種薬品(業務用・家庭用)収納などの、上記を支えるビジネス

『学』 学術研究・人材教育機関とは……

衣服に関する『学』には、以下が当てはまります。

  • ファッションビジネス学会各種専門教育機関などの、新たな世界を切り開く人材教育及び、ビジネス推進の場

『民』 生活者とは……

衣服に関する『民』には、以下が当てはまります。

  • 衣服を買う人衣服を着る人衣服を売る人衣服を直す人衣服を譲る人などの、衣服に関係する生活者

企画〜開発〜生産〜流通〜販売〜利用〜譲渡〜修理〜廃棄……
××がそれぞれ深く結びつくことで、衣服を通じて「自然」と「人間社会」と「世界」がより一層深く結びつくのです。

そして、新しい『人と衣服』の関係を見つけ出すために、
』と『環境』と『経済』を考えていきます。

心の充足」……衣服は、我々人間の精神とどのように関わることができるのか。
環境の充足」……衣服は、"循環"や"エコ"というキーワードとどのように関わることができるのか。
経済の充足」……衣服は、"フェアトレード"や"ものの価値"という概念とどのように関わることができるのか。

ファッションビジネス学会リファッション研究部会は、企業の立場、学術的な立場、教育的な立場、生活者の立場などさまざまな立場や角度から『今』を見直し、今まで見えていなかったことを見る『視点』を持ち、具体的な行動・習慣に進化させることを願い、活動します。

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リファッション2017 実行委員会

実行委員長  木田 豊
事務局長福永 成明
事務局補佐佃 由紀子
実行委員山口 大人 替地 あや子 渡邉 慶子 青木 一由 針馬 利行
斎藤 正 近藤 しおり 増田 大助 後藤 仁美

参加ご希望の方は、下記ボタンよりメールにてお問い合わせ下さい。

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もっとうれしい服へ。「アン・コトン」リフォーム

マルイミライ みんなつながる、まあるい未来。 MARUI GROUP

ナカノ株式会社

日本環境設計

ファッションビジネス学会(FB学会)

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