- 【企画・運営】
- リファッション2010実行委員会
- 【会場】
- 文化女子大学 C061教室 C棟6階
- 【日時】
- 2010年7月4日(日) 11:00〜17:00
- 【参加費】
- 1,000円(高校生以下無料)
- 【定員】
- 先着 200名様
ReFashion2010 TOKYO 0704は、おかげさまで大盛況のもと終了致しました。
リファッション2010とは
着なくなった衣服、着られなくなった衣服、思い出の衣服、想い入れのある衣服、記念の衣服…こうした流行遅れになったデザイン、また体型の変化によってサイズが合わなくなった衣服でタンスがいっぱいになっている方も多いかと思います。
「ReFashion 2010」では、"タンスの奥にねむる衣服にあらたな輝きを"をテーマに、ファッションビジネス学会関係者と企業関係者、そしてリファッション関連の学生サークル等の交流を図り、休眠している衣服に新たな命をよみがえらせる様々な方法、知恵についての議論を深め、発信していきます。
主催・共催
主催:リファッション2010実行委員会・
ファッションビジネス学会リファッション研究部会
実行委員長 | 福永 成明 |
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事務局長 | 佃 由紀子 |
実行委員 | 木田 豊 渡邉 慶子 替地 あや子 佐藤 玲子 |
特別協力 | 濱田 勝宏 文化学園理事、文化女子大学副学長・服装学部長 織田 晃 NPO法人ユニバーサルファッション協会理事長、杉野服飾大学教授 江戸 克栄 文化女子大学准教授 |
共催 | ファッションビジネス学会(FB学会)リファッション研究部会、FB学会服装社会学研究部会、FB学会アパレル・リサイクル研究部会、FB学会ユニバーサルファッション研究部会 |
特別協賛 | 文化女子大学 |
協賛 | 株式会社白洋舎、株式会社丸井グループ、株式会社アン・コトン、株式会社ツクダ・クロス・スタイル |
後援 | 経済産業省、地方独立行政法人東京都立産業研究センター、ファッションビジネス学会、NPO法人ファイバーリサイクル推進協会、NPO法人ユニバーサルファッション協会、一般社団法人日本スロースタイル協会、文化女子大学服装学部USR推進室、株式会社日本繊維新聞社、アパレル工業新聞社、株式会社繊研新聞社 |
注目の若手クリエイター
三浦 恵(ミウラ メグミ)フリーランスデザイナー&リ・クチュールデザイナー
- 服飾専門学校エスモード・ジャポンデザイン専門科卒
- 2003年4月 株式会社リンダアトリエにてアシスタント業務開始。レディスウェア・メンズショーツブランドのデザイナー、パタンナーアシスタントを経験。
- 2004年8月 株式会社STIL入社。パリコレクション参加ブランドYOICHI NAGASAWAにて永澤陽一氏に師事。デザイナーアシスタント、パタンナーアシスタント、パリ出張、量産縫製付属担当などを経験。
- 2006年春、プロデュース・企画提案型企業として新たな出発をする。(イオンのPB・new balance・レナウン CHARGE・PROKEDS・NO CONCEPT BUT GOOD SENCE 他)
山口 大人(ヤマグチ マサト)デザイナー兼、文化ファッション大学院生
- 2009年の夏からブランド活動を試行錯誤しながら始める。大阪、東京のセレクトショップにて古着を使ったりリユースラインをメインに展開中。
- ディーズファッション専門学校卒。
- 2006年 キモノファッションコンテスト(FC)入選。全国FC入選。
- 2009年 個人主催で京都ART COMPLEXにてPENTOMINOファッションショーを開催。japan-tex promotion入選。倉敷FC最優秀賞。日暮里FC佳作。
- 2010年 京都ART COMPLEXにて2nd pentominoファッションショー開催。リ・ファッションコンテスト入選。
- 2010年9月 上海万博日本館公式イベント「自然から生まれた石川紫草色の世界展(仮称)」のファッションショーに出展予定。
プログラム
総合司会 福永 成明 PROFILE:日本繊維新聞記者(流通、アパレルを担当)を13年。後にフリーランスライターとして主に消費経済を「週刊ダイヤモンド」「実業の日本」に執筆。その後、ギャップジャパンや男子専科の編集長に。繊維産業構造改善事業協会(現中小企業基盤整備機構)の人材育成専門委員を担当。JETRO、JICAのODA事業のほか、国内の繊維産地活性化事業に参画。 主な著書に「アパレル業界(教育社=共著)」「ファッション業界がわかる本(ダイヤモンド=共著)」。有限会社ファッションリンクス代表。 | |
11:00〜 | 1. 開会の挨拶 木田 豊 PROFILE:大阪市立大学法学部卒。帝人株式会社入社、社長室 渉外部長。NPOファイバーリサイクル推進協会理事長。文化女子大、杉野服飾大、青山学院大、IFI、昭和女子大短大部などで講師歴あり。 ファッションビジネス学会アパレル・リサイクル研究部会長。リファッション研究部会長。NPO「持続可能な社会をつくる元気ネット」理事。エコスタディ・いちかわ 副代表。経済産業省 繊維製品3Rシステム検討会委員。 |
11:15〜 | 2. 講演1「お直し業の可能性」 株式会社ツクダ・クロス・スタイル代表取締役 佃 由紀子 PROFILE:玉川大学農学部科卒、王子製紙株式会社中央研究所勤務を経て、有限会社ツクダ縫製入社(株式会社ツクダ・クロス・スタイルに社名変更)。 2009年、同社代表取締役就任。 2010年、株式会社Peace21設立。代表取締役就任。 |
13:00〜 | 3. 講演2「持続可能な社会におけるファッションビジネス」 エコテックジャパン株式会社代表取締役 近藤 繁樹 PROFILE:岐阜大学工学部卒、東京重機工業株式会社(現JUKI株式会社)入社。 1995年取締役就任、2001年退社。 同年、エコテックジャパン株式会社設立、代表取締役就任。 要職には、EU委員会・貿易革新委員会駐日代表、経済産業省産業構造審議会分科会委員、日本アパレル工業技術研究会副会長、FB学会ファッション工学研究分科会会長など。 |
14:00〜 | 4. 学生活動発表 -1【明治学院大学 "Slow Fashion" from Risa & Kae】
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14:50〜 | 5. 注目の若手クリエイター -1 三浦 恵 -2 山口 大人 (PROFILEはこちら) |
15:20〜 | 6. 「リファッションとは 〜概念整理と今後のマーケティングの可能性〜」 文化女子大学准教授 江戸 克栄 慶応義塾大学商学部卒、同大学大学院商学研究科修士修了・同博士課程単位取得退学。文化女子大学専任講師、助教授を経て2007年より現職。 株式会社サーベイリサーチセンター顧問、一般社団法人日本スロースタイル協会副会長などを務める。著書「スロースタイル(新評論=共著)」、「マーケティング戦略論(芙蓉書房=共著)」ほか。 専門はマーケティング、マーケティングリサーチ、消費者行動論。 |
16:00〜 | 7. 協力企業 取り組み紹介 -1 株式会社丸井グループ CSR推進部 永井 英男 丸井「Earth Smile Project @ marui」 -2 パタゴニア日本支社 環境担当 篠 健司 「パタゴニア社のCSR方針と商品の環境配慮」 -3 株式会社アン・コトン 専務取締役 近藤 しおり 「第3の服はオーダーや既製服にも負けない『エコ・マイブランド』」 -4 株式会社原宿シカゴ 専務取締役 飯塚 努 「古着業界の現状、古着ショップとリサイクルショップの違い等」 -5 株式会社ナカノ リサイクル部事業企画室長 窪田 恭史 特殊紡績「よみがえり」 -5 日本環境設計株式会社 代表取締役 岩元 美智彦 「FUKUFUKUプロジェクトとバイオエタノール」 |
16:30〜 | 8. 質疑応答 福永 成明 |
17:00〜 | 9. 閉会の挨拶 佐藤 玲子 PROFILE:FIT卒。株式会社オンワード樫山 NY駐在、伊藤忠ファッションシステム株式会社、株式会社西友を経て、東京田中短期大学准教授より、現在田中千代ファッションカレッジ教員。昨年度よりファッションにおけるエコロジーをテーマとした授業を開講中。 |
実行委員紹介
渡邉 慶子
PROFILE:四ツ谷文化洋裁学院夜間卒、同学院助手。SUNデザイン研究所ディレクターコース(スタイリスト科)卒。
日本ファッション工学院アパレル産業パターン科、立体裁断科、グレーディング科卒。文化服装学院MD科2部修了。
株式会社アトリエ サボ 代表取締役に就任。「ゴミにならないモノ作り」をコンセプトに、実践教育を実施中。
替地 あや子
PROFILE:杉野学園ドレスメーカー女学院デザインアート科卒。第2回カネボウ日本大賞受賞。
カネボウ株式会社を経て、株式会社デサント勤務。
1986年、企画デザイン会社設立。有限会社studio S代表。
ReFashion2010に寄せて
小山 昭男様 文化女子大学教授、ファッションビジネス学会 理事・事務局長
当学会は、ファッションの問題をめぐって産業界と学界が協力し、ファッションビジネスを学問として体系的に研究するのが目的です。
このため当学会には、さまざまな研究部会が存在しますが、CSRに関連するリサイクルやユニバーサルの両部会は、着実に成果をあげ、学会だけでなくファッションビジネスにとって有益な活動を続けています。
大森 和幸様 株式会社丸井グループ CSR推進部 環境・CSR担当
丸井グループでは、「Earth Smile Project @ marui」として、ファッションを通じてお客さまと共にお役に立つことを考え、少しずつアクションしていくプロジェクトを展開しています。ファッション衣料を主力商品とする企業として、ご家庭で処分にお困りの衣料品を新たに生まれ変わらせ、再び光り輝かせようという「リファッション」につきましても、お客さまニーズに基づき、取り組みを進めて参りたいと考えております。
鈴木 一郎様 経済産業省繊維課 課長補佐
「リファッション」とは単なる3Rを意識したものではなく、その主旨はマーケットでは手に入らない「自分だけのものを作る」「着たいものを作る」といった謂わば、「ユーザーイノベーション」に近いものだと考えております。皆さんの取り組みが新鋭デザイナーの感性をも刺激するような取り組みになり、ひいてはファッション業界全体にも良い影響を与えるようなものになることを希望します。
私も応援してます!(繊維課 環境担当 尾上 玲奈)
リファッション研究部会とは
ファッションビジネス学会のリファッション研究部会は、
アパレル・リサイクル研究部会から派生し、2009年秋に誕生しました。
当研究部会では、以下のような問題意識を持ち、活動しています。
衣服に関する「心の充足・環境の充足・経済の充足」を、
産×学×民のコラボレーションを通して探っていきます。
『産』 産業・企業・ビジネスとは……
衣服に関する『産』には、以下が当てはまります。
- 企画・デザイン・生産などの、物作りに関わるビジネス
- 百貨店・専門店・SC・通信販売などの、販売に関わるビジネス
- クリーニング・リペア・リフォーム・リメイク・カケハギ・染め直しなどの、生活で発生するビジネス
- リサイクルショップ・故繊維業・リメイクデザイナー・アーティストなどの、リサイクルビジネス
- 流通・各種薬品(業務用・家庭用)・収納などの、上記を支えるビジネス
『学』 学術研究・人材教育機関とは……
衣服に関する『学』には、以下が当てはまります。
- ファッションビジネス学会・各種専門教育機関などの、新たな世界を切り開く人材教育及び、ビジネス推進の場
『民』 生活者とは……
衣服に関する『民』には、以下が当てはまります。
- 衣服を買う人・衣服を着る人・衣服を売る人・衣服を直す人・衣服を譲る人などの、衣服に関係する生活者
企画〜開発〜生産〜流通〜販売〜利用〜譲渡〜修理〜廃棄……
産×学×民がそれぞれ深く結びつくことで、衣服を通じて「自然」と「人間社会」と「世界」がより一層深く結びつくのです。
そして、新しい『人と衣服』の関係を見つけ出すために、
『心』と『環境』と『経済』を考えていきます。
「心の充足」……衣服は、我々人間の精神とどのように関わることができるのか。
「環境の充足」……衣服は、"循環"や"エコ"というキーワードとどのように関わることができるのか。
「経済の充足」……衣服は、"フェアトレード"や"ものの価値"という概念とどのように関わることができるのか。
ファッションビジネス学会リファッション研究部会は、企業の立場、学術的な立場、教育的な立場、生活者の立場などさまざまな立場や角度から『今』を見直し、今まで見えていなかったことを見る『視点』を持ち、具体的な行動・習慣に進化させることを願い、活動します。
ReFashion2010 TOKYO 0704は、おかげさまで大盛況のもと終了致しました。