1991年(平成2年)
ビック・トピックス
- 湾岸戦争)
- ソ連解体
- バブル崩壊
- 紳士服販売の60%をロードサイド店が占める
- 中国やベトナムでの生産が活発化
生活・文化
- バブル経済の崩壊で大都市圏住宅地の地価下落
- 雲仙・普賢岳が大噴火、溶岩流出
- 過労死が社会問題化
- 東京で世界陸上選手権大会(カール・ルイスが世界新)
- プリペードカード普及し始める
- カメラ一体型ビデオ登場
- 海外旅行1,000万人時代
- 成田エクスプレス、スタート
- 男性誌創刊ラッシュ
- ジュリアナ東京、オープン
- 若貴ブームと相撲人気
- 宮沢りえ現象、ヌード写真集「サンタフェ」がベストセラーに
- 損失補てんが流行語に
- トレンディードラマ(101回目のプロポーズ、東京ラブストーリー)
- ソウル、ラップ系音楽とファッションが人気
- ポストモダン、ヒューマニズム回帰傾向
ファッション
- インポートブーム一部失速
- キレカジ人気
- ボディコン・ブーム
- プリティーコンサバブーム
- マリン感覚、ボーダー柄人気
- プリントサマードレス、プリント柄シャツ人気
- 3万9000円のウールコートがヒット
- 英国調ツィード(タータン、千鳥)、ファンシーヤーン人気
- UVカットの機能性素材がヒット
- 新合繊のドレープ使い、ラップドレスがヒット
- 紺ブレ、金ボタン、トラッドブームの継続
- カジュアルコート、鹿の子ポロシャツがヒット
- 若い人にゆかた人気急上昇
Fジャーナリズム
ファッション教育社がチャネラーから独立して創業
ファッション小売業
- 秋冬のメンズスーツが単価ダウン
- 百貨店・量販店の海外店開店相次ぐ
- 百貨店衣料品販売に深刻な派遣販売員不足
- 大手百貨店で短大・高卒採用増加
- 百貨店、量販店で3万9000円の婦人ウールコートがヒット
- 量販店の再編成進む(西友とエンドチェーン、ダイエーと忠実屋の提携など)
- 量販店の時間延長進む
- ギャレ大阪オープン
- 専門店の時短・休日増進
- 大手婦人服専門店の出店にブレーキ
- 紳士服販売の60%をロードサイド店が占める
- 全国呉服専門店協同組合発足
- [髙島屋]台湾に初の郊外型百貨店進出
- [三越]日本橋本店で歳暮品目を1,500に半減
- [イトーヨーカ堂]環境対策強化、95品目でトレイ廃止
- [マイカルグループ]がリゾート事業に本格参入
- [三愛]アイノリオとマリムラコマースを買収
- [セブン・イレブン・ジャパン]ライセンサー(米国のサウスランド社)を子会社化
- [無印良品]大量出店を開始
- [ユニクロ]大量出店を開始
アパレル産業
- バブル崩壊で業界の決算悪化
- 国内DCブランドの急成長にブレーキ
- アパレルメーカー・卸商の夏のボーナスが5年連続の上昇、平均58万4千円
- 中国やベトナムでの生産が活発化
- シャツメーカーの海外生産に拍車
- 国産プレタの格差が広がる
- 水着の需要構造に変化、健康ブームで新市場
- 子供服専業有力企業の売上鈍る、子供服市場への異業種参入相次ぐ
- 土曜日休日が着実増加(東京婦人子供服工業組合報告)
- 湾岸戦争の影響でテロが多発の中で、パリオートクチュール、プレタコレクション開催。中止メゾンも
- 川久保玲が日本デザイナー協議会を脱会
- 神戸ファッション協会発足
- 原宿アパレル協議会が協同組合へ改組
- 伊藤忠ファッションシステムとキング、仏カールラガーフェルドと提携
- 丸紅がエコロジーブームを背景にムツゴローと提携
- 住商オットーがリズ・クリイポーンと提携
- 友禅の館が負債200億円で和議申請
- 自転車メーカーの宮田がウエア市場に進出
繊維・テキスタイル産業
- ウール業界で機能素材開発相次ぐ
- 紡毛が6年ぶりに復活
- 日本化学繊維協会に地球環境委員会設置
- 日本化学繊維協会が21世紀合繊産業ビジョン発表
- 鐘紡が無製版のプリントを開発
- 帝人が東京麻糸紡績を吸収合併。
*ポリエステル大増設、国内外で大型投資 - 東レがタイにポリエステル長繊維の最新技術生産会社設立、ポリエステル増産
- 三菱レがポリエステルSの生産を中止、詰めわた事業から撤退
- クラボウが発祥の地・倉敷工場の綿糸布生産を中止
- 浜松婦人服地卸アンショーが自己破産
- 資生堂がテキスタイル事業に参入、合成皮革を販売
- イトマン事件発覚
繊維・ファッション行政
- 綿スフ織物業など繊維9業種の設備登録制を1995年10月までに廃止決定
- 特定商業集積整備法施行
- 通産省が朝シャンタオル評価法を発表
- 通産省が繊維産業緊急活性化対策を決定
- 輸入自由化促進
- 国際ファッションセンター(KFC)設立
- 日本ファッション協会が生活文化大賞を創設
政治・経済・社会
- 宮沢喜一内閣発足(社会党が影の内閣)
- 都知事選で自民党が分裂選挙
- PKO法案不成立
- 大型景気、9月で連続58か月の戦後最長
- 銀行・証券スキャンダル(巨額不正融資、損失補填発覚)
- ペルシャ湾岸地上戦に突入(ハイテク戦争)
- ソビエト共産党、ソ連邦解体
- エリツィンがロシア大統領に就任
- 東京都新庁舎が新宿に完成
- 経済白書の副題「長期拡大の条件と国際社会における役割」
- (平成景気は気付かぬ間に下降期へ)