ファッション経営学カリキュラム研究部会
研究部会データ
| 代表責任者 | 藤井 雅範(株式会社ライトハウス 代表) |
|---|---|
| 事務局 | 鶴 鉄雄(TSURU経営情報システム研究室 応用情報科学博士) |
| 連絡先 | masanori@vmd-lighthouse.com |
| 設立年月日 | 平成27年4月『ファッション商業論カリキュラム研究会』設立後、令和6年に名称変更 |
主旨
「ファッション商業論カリキュラム研究会」は、学生ファーストの視点に立ち、時代の変化に対応したファッション教育カリキュラムの研究・開発を進めてきた。大学、専門職大学、短期大学、専門学校、大学院等における教育内容を対象とし、各研究員が専門分野を活かしながら、学会発表、論文作成、教育実践、セミナー等を通じて研究成果を蓄積してきた。
しかし、AI、DX、グローバル化、サステナビリティ、価値観の多様化が進む現在、ファッション教育には、従来の「商品」「流通」「販売」を中心とした商業論だけではなく、生活者の感性価値、意味価値、情緒的価値を、商品・空間・情報・体験・ブランド・経営へと接続する新しい学理が求められている。
そこで本研究部会は、「ファッション経営学カリキュラム研究部会」として、ファッションを単なる衣服産業に限定せず、暮らし・ライフスタイル・文化・美意識・体験価値を含む広義のファッションとして捉え直す。そのうえで、感性と論理、クリエイティビティとビジネス、教育と実務を統合し、ファッション経営学の基礎理論と教育カリキュラムを体系化することを目的とする。
本研究部会が重視するのは、生活者の「好き」や「共感」がどのように生まれ、どのようにブランド価値、顧客体験、経営成果へと変換されるのかを明らかにすることである。特に、感性価値の生成・編集・実装・持続化、またはイノベーションへの展開を、教育研究と実務検証の両面から考察する。
今後の活動計画
今後の活動では、ファッション経営学を、教育カリキュラムとして実装可能な体系へと整理することを目指す。具体的には、ファッションにおける価値生成の構造を、生活者理解、ブランド設計、マーケティング設計、MD・VMD、メディア設計、デジタル活用、経営管理、サステナビリティの視点から検討する。研究領域としては、主に次の3つの柱を設定する。
第一に、メディアマネジメントである。これは、ブランド、情報発信、顧客接点、SNS、売場体験、コミュニケーションを通じて、生活者との関係性をどのように形成するかを扱う領域である。
第二に、テクノロジーマネジメントである。これは、AI、データ分析、Power BI等の可視化、VMD観察、顧客反応の測定、KPI設計などを通じて、感性価値や体験価値をどのように見える化し、教育・実務に活用するかを扱う領域である。
第三に、コーポレートマネジメントである。これは、ファッション企業や教育機関が、経済的価値、社会的価値、環境的価値を持続的に創造し、Going Concernとして存続・発展していくための経営構造を扱う領域である。
これらの研究を通じて、ファッション経営学の上位概念、中位概念、下位概念を整理し、科目体系、授業内容、学習到達目標、評価方法、リカレント教育プログラムへと展開する。また、研究成果は、GAKKAI PRESS、学会発表、論文投稿、研究報告書、公開セミナー等を通じて発信する。
加入案内
本研究部会は、大学、専門職大学、短期大学、専門学校、大学院、企業、研究者、実務家の垣根を越え、ファッション経営学の学理形成と教育実装に関心を持つ会員によって構成される研究部会である。ファッションを「衣服」や「流行」だけでなく、生活者の感性、体験、意味、共感、文化、経営価値をつなぐ領域として捉え、教育と実務の双方に役立つカリキュラム開発を行うことを特徴とする。
今後は、研究にとどまらず、授業実践、企業連携、VMD観察、データ分析、AI活用、リカレント教育、社会人教育など、具体的に実装可能な活動へと展開していく予定である。本研究に関心があり、教育研究意欲のある学会員、企業の個人会員、実務家、教育関係者の参加を歓迎する。
研究部会は、原則として2か月に1回、第3土曜日にオンラインで開催する。地域に関係なく参加できるため、関心のある方は事前に事務局まで連絡のうえ、気軽に参加いただきたい。
