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会長挨拶

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ファッションビジネス学会
会長
 濱田 勝宏

ファッション産業界では現在、さらなるデジタル技術の進展に伴い、DX(デジタルトランスフォーメーション)という大きなうねりが起きています。環境を捉えてみると、異常気象に起因する問題が山積しています。そして、エコやサスティナブル、フェアトレードといった課題が加速、それらを包括するようにSDGs(サスティナブル・デベロップメント・ゴールズ)の波が押し寄せています。

一方、2020年からの新型コロナウィルス感染症における世界的なパンデミックは、ワクチンの普及により落ち着きを見せ始めました。しかし、コロナ禍が収束しても以前の産業界には戻らないのではないかという懸念がされています。それはモノを中心として未来永劫、経済が成長していくという考えを継続してきた歪みがコロナ禍を機に露呈したこと、またメディアの進化によって社会生活における国際化が加速する中で生活者の消費動向が経済を主導しているからです。とりわけ、成熟社会において モノに満たされた人々は 自身の感性に基づき、心を満たすモノやコトに価値を見出しています。人間の心が資本となるような経済社会が到来しているのかもしれません。

そこでは、心豊かな人間社会の実現に向けて、新たな可能性を追求するための国際、業際、学際といった 垣根を超えた交流が重要となります。最新の企業活動には、これまでの延長線や海外との比較・競争、トレンドの模倣などではなく、新たな創意工夫、すなわち問題を発見し、考え、創造力を発揮することを 重視する傾向、ディスラプション(創造的破壊)が見られます。従って、ファッションビジネスはこれまで以上に大きな変革を余儀なくされているといえます。

当学会におきましては、このような新たな背景と動向に関心をもった研究者が主役となって交流し、英知を結集させる、それを永続するべく運営することを目標とし、そのうえで、ファッションとファッションビジネスで心豊かな未来を創造することをビジョンに掲げます。

新たな旗印のもと、多くの研究者にご参加いただき、それぞれが研究と交流を深めていく、そのフォロー・サポートをしていければ幸甚です。

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