アール・デコから現代へ続く美の系譜─ラグジュアリーブランドが受け継ぐ精神を語る

登壇者：
中村美由紀（アートコンサルタント）
筒井直子（京都服飾文化研究財団（KCI）キュレーター）

ゲスト：
八木琢大（ファッション＆ラグジュアリーアドバイザー）

現在、三菱一号館美術館で開催中の「アール・デコとモード」展に合わせ、ラグジュアリーブランドの“今”につながる魅力を語るスペシャル・トークを開催します。

フランス系ラグジュアリーブランドに精通している中村美由紀さんをお招きし、自身が所蔵する服飾品を手がかりに現代のラグジュアリーブランドに受け継がれるDNAを紐解いていきます。さらに、本展企画者の京都服飾文化研究財団キュレーター、筒井直子氏が1920年代から現在まで一貫して流れるブランド哲学を解き明かします。アール・デコの時代を彩った名品と、今も続くラグジュアリーブランドの精神を横断しながら、ファッションの魅力を深く味わえるひとときです。

また今回、さらなるゲストとしてフランス系ラグジュアリーブランドをご愛用されている八木琢大さんにも衣装、小物類をご持参頂き、中村さんとともに実物を解説していただきます。

お話から実物まで見られる、またとない機会です！

皆さまのご参加お待ちしております。

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展覧会概要
「アール・デコとモード　京都服飾文化研究財団(KCI)コレクションを中心に」展

1920年代を中心に世界を席巻した装飾様式「アール・デコ」。生活デザイン全般におよんだその様式は、「モード」すなわち流行の服飾にも現れました。ポワレやランバン、シャネルなどパリ屈指のメゾンが生み出すドレスには、アール・デコ特有の幾何学的で直線的なデザインや細やかな装飾が散りばめられています。それは古い慣習から解放され、活動的で自由な女性たちが好む新しく現代的なスタイルでした。

2025年はパリで開催され、「モード」が中心的な主題のひとつであった装飾芸術の博覧会、通称アール・デコ博覧会から100年目にあたります。この記念の年に、世界的な服飾コレクションを誇る京都服飾文化研究財団(KCI)が収集してきたアール・デコ期の服飾作品と資料類約200点に、国内外の美術館・博物館や個人所蔵の絵画、版画、工芸品などを加え合計約310点により、現代にも影響を与え続ける100年前の「モード」を紐解きます。

会期　開催中～2026年1月25日（日）まで
主催　三菱一号館美術館、公益財団法人 京都服飾文化研究財団
会場　三菱一号館美術館

特設サイト
https://mimt.jp/ex/artdeco2025/

申し込み
https://think-of-fashion-68.peatix.com/
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■14:00-15:00　中村美由紀（アートコンサルタント） 筒井直子（KCIキュレーター）とのトークセッション
■15:00-16:00　お茶会（HOW’Z特製スイーツ付き）
講義後、講師と共に懇親できるHOW’Z特製スイーツ付きお茶会をご用意しています。おいしいスイーツを囲みながら、講師と直接意見を交わし、より深い学びと交流をしていただけます。

講師プロフィール
中村 美由紀　Miyuki Nakamura
アートコンサルタント
仏系ラグジュアリー企業の⼈事部にて18年の勤務を経てアートコンサルタントへ。アート好きが⾼じ、仕事を続けながら⼤学院で芸術学を修了。修士(学術)、学芸員資格取得。在職中は⼈事業務に携わる傍ら、美術館でのアートツアー、ビジネスパーソンのための鑑賞ワークショップ等を企画･実施、ワイン⽚⼿にアート作品を美術史から紐解く“ArtCafé”を主宰。

京都服飾文化研究財団（KCI）キュレーター
筒井 直子　Naoko TSUTSUI
2000年よりKCIに勤務。2004年アシスタント・キュレーター。2013年よりアソシエイト・キュレーター。2017年よりキュレーター。文献資料の収集、保存を担当。神戸女子大学大学院博士前期課程修了。

ゲストプロフィール
八木琢大　Takuma Yagi
ファッション＆ラグジュアリーアドバイザー
以前、グローバルのラグジュアリーブランドに勤務し、インターナショナルな顧客の誘致や戦略的な販売施策に特化して活躍していました。現在は、某国際ビジネス機関にて、企業との強固な関係構築に取り組み、事業成長を推進する各種イニシアチブを主導しています。

※定員に達し次第締め切りとなります。
※録音・録画はご遠慮ください。
※当日は記録・広報用に写真・映像の撮影を行う場合があります。