五泉産地の可能性
産地の現況(国内回帰か)、ファクトリーブランド、五泉ニットフェスに関しても
登壇:
斉藤智之 有限会社サイフク 専務
長谷川泰 株式会社ナック 代表取締役
木伏淳子 五泉ニットフェスアンバサダー
高薄貴嗣 シタテル株式会社 事業開発部部長
聞き手
大田康博 駒澤大学経営学部 教授
ファッションにおけるもの作りを考えるFASHION MANU FACTURE オンラインの第4回目になります。
今回は、日本有数のニット産地の五泉産地を取り上げます。五泉は、染色、整理、刺繍、プレス等二次加工の技術を含めたインフラが集積している数少ない産地でもあり、産地の事業者間で連携して五泉ニットのブランド化をすすめています。
五泉産地からはサイフクの斉藤智之さん、ナックの長谷川泰さん、五泉ニットフェスアンバサダーの木伏淳子さん、全国のサプライパートナーを対象に、コロナ禍と比較した生産現場に関する実態調査を実施したシタテルから高薄貴嗣さん、前回に引き続き、「テキスタイル産地ネットワーク」の代表を務め、産地を超えた国内外の企業の動きに注目してきた研究者の大田康博さんに出演いただきます。
前半は、サイフク 斉藤さん、ナック 長谷川さんから五泉産地の現況(受託加工、自社製品事業に関して)、ニットフェスアンバサダーの木伏さんから五泉ニットフェスの効果(地場産業が地域にもたらす影響等)、シタテル 高薄さんから国内産地の現況(国内回帰や工賃上昇等)について話していただき、後半に大田さんに入っていただき、日本のファッション産業のこれから、ものつくりのこれからを五泉産地の事例とともに考えていければと思っています。
皆さまのご視聴お待ちしております。
ファッションビジネス学会+10Y研究部会との共催になります。
登壇者プロフィール
斉藤智之
有限会社サイフク 専務取締役/五泉ニット工業協同組合 青年部副会長
国内ミセスブランドを中心としたOEM事業の他、2012年より「mino(みの)」、2019年より「226(つつむ)」のオリジナルニットブランドを展開。GOSEN KNIT FESの運営にも携わっておりニットフェスアンバサダー企画も担当されています。
有限会社サイフク https://www.saifuku-knit.jp/
長谷川泰
株式会社ナック 代表取締役
1973年創業。日本一のニット産地で整理加工をベースに事業を始め、現在は原料手配・編立・縫製・検品出荷など幅広く事業を展開し産地を支えています。近年はファクトリーブランドを立ち上げ、モノづくりの現場を直接見て、触れて、感じる事ができるショップ「クラフトマンニット」を自社に販売店舗として設けました。4月から2代目として会社を引き継ぎ、産地の若手経営者らと共に持続可能な産地形成を目指す。
株式会社ナック https://www.nac-knit.com/
木伏淳子
にいがた五泉商店 Weekend Promotion 代表/五泉ニットフェスアンバサダー
新潟県五泉市出身 現在は都内在住。故郷を離れても地元応援に関われる同郷の輪を作り、草の根的な地元PR活動を継続しています。2020年から3年間ニットフェスアンバサダーとして活動しました。職場は繊維関係ではありませんが、内職から企業経営まで様々な形で多くの方が地場産業に関わる五泉産地でニットが身近な環境で育ちました。地域の維持には地場産業の継続は欠かせないと考え、少子高齢化社会における地域課題の解決に向けてニットフェスに協力しています。
五泉ニットフェス https://gosenknit.or.jp/knitfes-2023/
五泉ニットフェスアンバサダー Instagram https://www.instagram.com/5senkcm/?hl=ja
高薄貴嗣
シタテル株式会社 事業開発部 部長
大学卒業後、ワークスアプリケーションズ、EYストラテジー・アンド・コンサルティングを経て、シタテル株式会社に入社。現在、事業開発部長としてシタテルプラットフォームの戦略策定〜実行、ブランド/サプライヤの活用推進を担う。
シタテル株式会社
衣服・ライフスタイル産業が抱える社会課題を解決し、サプライチェーンを変革するためのプラットフォームを提供しています。このプラットフォームは3つの事業で構成されており、現在2,600社を超えるサプライヤーと23,500社以上のブランドや企業等のユーザーが登録しています。
①生産業務の効率化と生産背景の拡充を実現する「sitateru CLOUD」
②ものづくりをしたことがない企業も簡単に高品質なアイテムを生産するためのマーケットプレイス「sitateru MARKET」
③業界の最新のトレンドや企業の取り組み、新たなつながりを生み出し、今までにない価値をつくり出すための、イマジネーションやインスピレーションのきっかけを提供することで、これからの時代のコト消費を促進するためのコミュニティ「i/MAG(アイマグ)」
聞き手プロフィール
大田康博
駒澤大学経営学部 教授(経営学博士)
国内産地・企業の可能性を求め、産地の歴史、国際マーケティングでの課題、「よそ者」の役割、天然染色工房の持続可能性などを検討。2017年、実践者が出会い、交流・議論するイベント「テキスタイル産地ネットワーク」を立ち上げる。主著に『繊維産業の盛衰と産地中小企業』(日本経済評論社、2007年)。
インタビュー https://note.com/someorikukuri/n/nd23f71827bda
SNSアカウント
https://www.facebook.com/profile.php?id=100057197450976
https://twitter.com/YasooxYasota
テキスタイル産地ネットワーク
従来の通念や慣行にとらわれず、新たな活動を試みる人々が地域・国境を越えて出会い、交流・議論する年1回のセミクローズド(紹介制)・イベントとしてスタート。多様性を認めつつも、価値を共有する仲間を各地に増やし、それぞれの課題解決や協働を可能にするコミュニティづくりを目指す。オフラインでは東京、筑後、有松、丹後、沖縄、八王子で開催。パンデミック後はオンラインも活用。
第7回テキスタイル産地ネットワーク in 福井(2023年開催)
HP https://textile-network.1920041.com/fukui/
開催概要
日 時 | 2023年10月24日(火)18:00~19:30前後 ※延長する場合がございますが、自由にご退出可能です。 |
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会 費 | 一般 1,800円 こちらの応援枠は、運営資金にさせていただきますので、応援していただけましたらとても嬉しいです。 |
会 場 | オンラインでの開催となります。Zoomミーティングを使用します。 |
お申込み | https://fmf-online04.peatix.com/ |
問合せ先 | Peatixがご利用できない場合は、「FASHION MANU FACTURE オンライン#04の件」と明記していただき、 下記のメールにてお問い合わせくださいませ。 contact@fashionstudies.org |
主 催 | FashionStudies® |
共 催 | ファッションビジネス学会+10Y研究部会 |
企 画 | 篠崎友亮(FashionStudies®) |
FASHION MANU FACTURE ファッションにおけるもの作りを考える
FASHION MANU FACTURE オンライン#04
五泉産地の可能性
産地の現況(国内回帰か)、ファクトリーブランド、五泉ニットフェスに関しても
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