アート講座 ゲルハルト・リヒター展によせて
Part.1 2022年7月28日(木)19時30分開催
リヒターのガラス、《ビルケナウ》
講師:林寿美(インディペンデント・キュレーター)西野路代(ドイツ文学研究)
Part.2 2022年8月4日(木)19時30分開催
《ビルケナウ》以前、以後
講師:桝田倫広(東京国立近代美術館主任研究員)鈴木俊晴(豊田市美術館学芸員)
FashionStudies®が開催するアートを学んでいこうシリーズです。ファッションを学ぶ為にもアートの知識は欠かせません。
第2弾で学んだゲルハルト・リヒターさんの個展(ゲルハルト・リヒター展 https://richter.exhibit.jp/)が、東京国立近代美術館で10月2日(日)まで開催されています。
その後、豊田市美術館(https://www.museum.toyota.aichi.jp/)に巡回し、10月15日(土)~2023年1月29日(日)まで開催します。
現代美術を語る上で最も重要なアーティストの一人であるゲルハルト・リヒターさんの日本では16年ぶりとなる大規模個展で、リヒターさんの作品の最高峰ともいえる《ビルケナウ》を鑑賞できるということで話題になっています。
そこで、FashionStudies®では、「ゲルハルト・リヒター展によせて」と題しまして、連続講座を開講します。
Part.1は、16年前にDIC川村記念美術館で「ゲルハルト・リヒター 絵画の彼方へ」展を企画されたインディペンデント・キュレーターの林寿美さん、『美術手帖』と『ユリイカ』にて《ビルケナウ》に関した論考を寄稿しているドイツ文学研究の西野路代さんを講師に迎えます。
林寿美さんからは展覧会カタログで書かれているリヒターさんのガラスの作品を中心としたお話を、西野路代さんからは《ビルケナウ》に関したお話をしていただき、その後、お二人のディスカッションをお届けします。
Part.2は、「ゲルハルト・リヒター展」を企画された東京国立近代美術館主任研究員の桝田倫広さん、豊田市美術館学芸員の鈴木俊晴さんを迎えます。
展覧会のご紹介と各々にリヒターさんの《ビルケナウ》以前、以後のお話をしていただきます。
Part.3も企画中ですので、ご期待ください。
皆様のご聴講お待ちしております。
ゲルハルト・リヒター プロフィール
1932年、ドイツ東部、ドレスデンに生まれました。ベルリンの壁が作られる直前、1961年に西ドイツへ移住し、デュッセルドルフ芸術アカデミーで学びます。
コンラート・フィッシャーやジグマー・ポルケらと「資本主義リアリズム」と呼ばれる運動を展開し、 そのなかで独自の表現を発表し、徐々にその名が知られるようになります。
その後、イメージの成立条件を問い直す、多岐にわたる作品を通じて、ドイツ国内のみならず、世界で評価されるようになりました。
ポンピドゥー・センター(パリ、1977年)、テート・ギャラリー(ロンドン、1991年)、ニューヨーク近代美術館(2002年)、テート・モダン(ロンドン、2011年)、メトロポリタン美術館(ニューヨーク、2020年)など、世界の名だたる美術館で個展を開催。
現代で最も重要な画家としての地位を不動のものとしています。
「ゲルハルト・リヒター展」のサイト(https://richter.exhibit.jp/highlights/)から引用
ゲルハルト・リヒター展 東京国立近代美術館 2022年6月7日(火)~10月2日(日) 巡回 豊田市美術館
2022年10月15日(土)~2023年1月29日(日) https://richter.exhibit.jp/
日本におけるゲルハルト・リヒター研究の第一人者の清水穣さんが講師を務めたアート講座②「ゲルハルト・リヒター全解」のアーカイブ視聴も行っています。
こちらのURL(https://toffstudy-online-02-archive2.peatix.com/)にその詳細があります。是非、展覧会の予習、復習にご視聴くださいませ。
Part.1 講師プロフィール
林寿美(はやし・すみ)
インディペンデント・キュレーター。国際基督教大学卒業後、1989年よりDIC川村記念美術館(千葉県・佐倉市)に学芸員として勤務し、 ロバート・ライマン、ゲルハルト・リヒター、マーク・ロスコなどの展覧会を企画。
同館を退職後は、ヨコハマトリエンナーレ(2014/2020)や「RobertFrank: Books and Films,1947-2017」、 ゲルハルト・リヒター「豊島プロジェクト」など、内外の展覧会やプロジェクトに携わる。
2015-18年、国立国際美術館客員研究員。2019年には神戸のアート・プロジェクト「TRANS-」のディレクターを務めた。
2020年より成安造形大学客員教授。
西野路代
東京都立大学人文社会学部、大妻女子大学比較文化学部、フェリス女学院大学国際交流学部非常勤講師。
専門はローベルト・ムージルを中心とする20世紀前半のドイツ文学、思想。
Part.2 講師プロフィール
桝田倫広(ますだ・ともひろ)
東京国立近代美術館主任研究員
主な展覧会に「ゲルハルト・リヒター展」(2022年)、「ピーター・ドイグ展」(2020)、「アジアにめざめたら:アートが変わる、世界が変わる1960–1990年代」(共同キュレーション、東京国立近代美術館、韓国国立現代美術館、ナショナル・ギャラリー・シンガポール、2018–2019)、 「NoMuseum, No Life?―これからの美術館事典 国立美術館コレクションによる展覧会」(共同キュレーション、2015)など。
鈴木俊晴
豊田市美術館学芸員
勤務館での近年の企画として「奈良美智 for better or worse」(2017年)、「開館25周年記念コレクション展
光について/光をともして」(2020年)、「ボイス+パレルモ」(埼玉県立近代美術館、国立国際美術館と共同企画、2021-22年)。
ゲルハルト・リヒターについての論考に「バランスをとること──ゲルハルト・リヒターとブリンキー・パレルモのミュンヘンオリンピックのスタジアムへの提案をめぐって」中尾拓哉編『スポーツ/アート』(森話社、2020年)。
開催概要
日 時 | Part.1 2022年7月28日(木)19:30〜21:00頃(質疑応答含む) Part.2 2022年8月4日(木)19:30〜21:00頃(質疑応答含む) |
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会 費 | ※ファッションビジネス学会の会員の皆さま、一般の会費の半額以下でご参加できます。 一般 2,800円 大学生・専門学校生 1,400円 ファッションビジネス学会 会員 1,400円 |
会 場 | オンラインでの開催となります。 ZOOMウェビナーを使用します。 |
お申込み・詳細 | Part.1 https://toffstudy-online-03.peatix.com/ Part.2 https://toffstudy-online-04.peatix.com/ |
問合せ先 | お申し込み方法などがわからない場合は、「Think of Fashion® Study オンライン #03 #04の件」と明記していただき、下記のメールにてお問い合わせくださいませ。 contact@fashionstudies.org |
主 催 | FashionStudies® |
協 力 | ワコウ・ワークス・オブ・アート https://www.wako-art.jp/ |
企 画 | 篠崎友亮(FashionStudies®) |
Think of Fashion® Study オンライン #03 #04 アート講座 ゲルハルト・リヒター展によせて
Part.1 リヒターのガラス、《ビルケナウ》 Part.2 《ビルケナウ》以前、以後