ファッション産業年表

◆ 1980~1989年 ◆

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1988年(昭和63年)

生活・文化 ファッション ファッション小売業 アパレル産業 繊維・テキスタイル産業 繊維・ファッション行政 政治・経済・社会 

ビック・トピックス

  • リクルート疑惑発生
  • 世界最長の青函トンネルが開通
  • 繊維貿易が入超時代へ
  • イタリアンインポートブーム
  • ディフュージョンブランド、TCブランド続出

生活・文化

  • 世界最長の青函トンネルが開通
  • 水俣病でチッソの有罪確定
  • 上海市郊外の列車事故で高知県の修学旅行生ら28人死亡
  • 瀬戸大橋が開通
  • 自衛隊潜水艦なだしお衝突事故
  • 東京ドームオープン
  • 「Hanako」が創刊
  • 「ノルウェイの森」がベストセラー
  • 吉本ばななの「キッチン」がベストセラー
  • キースヘリングの雑貨店がオープン
  • 浜松市で市民による暴力団一力一家追放運動に成功
  • 宅配ピザが普及

流行語
ボーダーレス・エコノミー、ドライ戦争、ミニ四駆、ラストエンペラー、ちゃま語、となりのトトロ、遠赤外線、ドラクエ、ニューリッチ

ファッション

  • イタリアンインポートブーム
  • 下着のインポートブランド。
  • パトリック・ケリー(ブルーベル・ジャパン)。
  • 渋カジブランドが人気(シピー・ラルフローレン)
  • ダナ・キャラン人気(DKNY)
  • ジャスパー・コンラン(エルビス)
  • ティファニー現象、子供服ブランド。
  • 渋カジボリューム化。
  • ヒマワリなど花柄流行
  • ソフトスーツ、ビッグジャケットなど依然好調。
  • トラディショナルスーツ復活
  • プレタフォーマル健闘
  • 布帛カジュアルシャツも急台頭
  • セットアップスーツ本格化
  • シャネルタイプのドレス
  • スーツルックが拡大
  • フレッシャーズ
  • マザーニーズ需要依然強い
  • ソフトコンシャスに主流の動き

ファッション小売業

  • 日本最大の駅ビル専門店街「川崎BE」オープン(317店舗入店)
  • 日本百貨店協会が消費税のレジ一括転採用を決定
  • 88年度の量販店売上高100億円を超える店舗数が100店の大台突破
  • [パルコ]渋谷に「クアトロ・バイ・パルコ」開店
  • 〔伊勢丹〕バーニーズ・ニューヨークと合併でバーニーズ・ジャパン設立
  • 〔近鉄〕CI導入
  • 〔西武百貨店〕香港に出店。*川崎店開店。*グループの呼称を海外は「セゾングループ」、国内は「西武セゾングループ」を使用と決定
  • 〔西武セゾングループ〕インターコンチネンタル社を買収
  • 〔そごう〕豊田店開店
  • 〔大丸〕町田店を"プラザ・ビーミー"として開店。*長崎店開店
  • 〔高島屋〕津田沼店閉店
  • 〔東急百貨店〕「ワン・オー・ナイン30S」開店。*香港の百貨店ドラゴン・シード買収。*東急文化村設立。*米国の通販大手ソノマ社と合弁でウィリアムズ・ソノマ・ジャパンを設立
  • 〔東武百貨店〕船橋東武を合併
  • 〔松屋〕銀座店が定休日を木曜から火曜に変更(「ハナモク」が流行語大賞銀賞)。*東京生活研究所設立
  • 〔丸井〕川崎店開店
  • 〔三越〕香港九龍店開店
  • 〔名鉄百貨店〕取引先との受発注オンライン開始、顧客データベースもオンライン開始
  • [イトーヨーカドー]2/売上高1兆円突破
  • 〔ジャスコ〕米国レディースチェーンのタルボット社を買収
  • 〔ダイエー〕ローソン2000号店を達成。*福岡ダイエーホークス設立。*子会社ダイエー・アゴラが新神戸駅前にショッピングビル「オリエンタルパークアベニュー」(OPA=オーパの前身)設立
  • 〔ニチイ〕小林社長が量販店イメージから脱却して「ヤングマインドのカジュアル・アメニティ・ライフ」を追求するという“マイカル宣言”を発表。*グループ呼称をMYCALグループと決定
  • 〔八百半〕NYに出店
  • [コナカ]三井物産と伊タバッコ社のサブライセンシー契約(翌年9月から「ドナート・ヴィンチ」発売)
  • [サンモトヤマ]伊エトロの販売権を取得(2004年4月に契約終了)
  • [パルグループ]トレンドショップ「アレグロビバーチェ」を渋谷パルコに出店(東京進出開始)。*ユニセックス業態のカジュアルセレクトショップ「CIAOPANIC」をなんばCITY南館に出店

アパレル産業

  • ニット製品輸入国内生産上回る
  • クリスチャン・ラクロアなど欧米ファッションビジネスの日本進出活発化
  • アパレル数年ぶりの活況
  • DC業界に暗雲、再編の動き
  • デザイナーのディフュージョンブランドが続々登場
  • TC(タレントキャラクター)ブランドが続出。所ジョージのトコロズファミリー、とんねるずのバレンタインハウス、二谷友理恵のユリエニタニ(伊藤萬)、フローレス聖子(タカヒヨー)、吉永小百合のSAYURI(三共生興)、中山美穂のオーブジャポン
  • アディダスショップ(デサント、浦安に日本初の専門店)
  • 樫山が社名を「オンワード樫山」に変更。*翌春からマリン事業展開と発表
  • レナウンが仏ニノ・セルッティと提携、婦人プレタに本格進出。*I・N・エクスプレス・バイ・ノブオ・イケダを発表。*スポーツ事業に参入
  • ワコールがメンズ事業に進出、東京に直営店第1号オープン
  • ライカがケンゾーランファンの、三陽商会がバーバリー子供服の、エポックスリー・ジャパンがワーカース・フォー・フリーダムのライセンス獲得
  • コシノヒロコがベビー服「ビエディーニ」発表(ラブリーから発売)
  • ポロ・ラルフローレン・ジャパン(西武)設立
  • リバティジャパン設立
  • 東京国際モードフェスティバル開催
  • マルティーヌ・シットボンが「クロエ」のクリエイティブ・デザイナーに就任

ブランド新設
コンポジションbyケンゾー(エルカ)、ディオール2(鐘紡)、ヒロココシノ・ビス(ヒロココシノ・インターナショナル・コーポレーション)、レイコ・ヒラコ(アトリエ・サブ)、マリココウガ(ニコル)

ブランド導入
輸入=ジル・サンダー(独)、ドリス・ヴァンノッテン(ベルギー)、ゲス(米)、ドルチェ&ガッバーナ(伊)。ライセンス=ドリス・ヴァンノッテン(ベルギー)、NFL(米)、ケイ・オブ・クリッイア(伊)、ロリータ・レンピカ

繊維・テキスタイル産業

  • 繊維貿易入超時代へ(60万トン時代)。
  • 全国繊維業者の倒産は912件(推定)で12年振りの低水準に

繊維・ファッション行政

  • 通産省が「内需型ニューフロンテジアの拡大」の中でデザイン・ファッションの振興を掲げる「デザイン・ファッション元年」宣言

政治・経済・社会

  • 天皇発熱・吐血
  • ふるさと創生
  • リクルート疑惑で政財界が揺らぐ
  • マル優制度が廃止
  • キャピタルゲイン課税
  • 牛肉・オレンジの自由化で日米交渉合意
  • ソ連ゴルバチョフ書記長がペレストロイカ推進
  • パレスチナ独立宣言
  • イラン・イラク戦争、8年目にして停戦
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