1970年(昭和45年)
ビック・トピックス
- 日本万国博覧会が開催
- 日航「よど号」事件
- 日米繊維交渉始まる
- サンディカグループ結成
- パンティストッキング爆発的ブーム
生活・文化
- 大阪で万国博覧会が開催
- 日航よど号が赤軍派学生ら9人によってハイジャック
- 東京・銀座で初の歩行者天国
- スモッグ・ヘドロなど公害が深刻化
- 三島由紀夫が東京・市ヶ谷の自衛隊で割腹自殺
- プロ野球の黒い霧事件
- 日本初の人工衛星打ち上げ成功(「おおすみ」)
- 東京の銭湯が全国にさきがけて洗髪料を廃止
- 公取委がカラーテレビ値下げを通産省に要請
- 総理府、人口1億人突破と発表(総人口1億466万5171人)
- コインロッカーベビーが多発
- 東京・渋谷で初のウーマンリブ大会
- 100円ライターが登場
- カップラーメンが発売
- ちり紙交換が初登場
- 日本ケンタッキーフライドチキン、ミスタードーナツなどが設立
- すかいらーく1号店(国立)
- 男性化粧品のマンダムが発売(丹頂)
- 「映画「イージーライダー」が人気に
- 自動販売機が100万台を突破
- ソルティー・シュガーの「走れコウタロウ」が大ヒット
流行語
モーレツからビューティフルへ、ハイジャック、万博、三無主義(無気力・無関心・無責任)、歩行者天国、スポ・コン、わるのり
物価
加入電話の市内通話料値上げを承認、無制限7円から3分ごとに7円となる。
タクシー基本料金(東京都)130円(3月1日) 。ビール1本が140円(10月)、かけそば100円 。大卒の初任給 4万961円
ファッション
- フィーリング・ファッションの時代に突入
- レイヤード・ファッションが進行
- ジーンズ・Tシャツブーム進む
- ボディ意識の高まり(シースルー・カットアウト)
- ペザントルック流行
- ファッションビジネス開花
- 多様化、混血化、超領域化
- デザイナーブランド全盛
- スタイリストが注目される
- ノーブラ運動、NYから日本上陸
- ワンポイントウエア人気
- パンティストッキング爆発的ブーム
Fジャーナリズム
「an・an」創刊
ファッション小売業
- 〔伊勢丹〕単品管理システム、婦人服部門で実施。マーチャンダイズ管理システム実施
- 〔岩田屋〕コンピューター本格稼動
- 〔京成百貨店〕百貨店設立
- 〔西武百貨店〕静岡店開店。*八王子店開店
- 〔大丸〕松坂屋と提携、グループ結成
- 〔高島屋〕東京ストアを㈱立川高島屋と改称、立川店開店。*プライベート・ブランド「ハイランド」を設定。*大宮店開店
- 〔東急百貨店〕渋谷本店、東横店増築完成
- 〔阪急百貨店〕千里店開店
- 〔松坂屋〕大丸との商品提携発表、中央仕入機構(C・B・S)発足。*大丸グループと商品券を相互受入れ。*オーストラリアのケネス・ピリー社とデザイン提携
- 〔丸井〕45年1月期決算で売上高377億円を計上、月販業界売上高トップに立つ。*熊谷店開店。*池袋東口店開店。*川越店開店。*業界初の「丸井コンピュータカード」発行。*中野店B館開店。*水戸店開店
- 〔西友〕西友ストア関西設立
- 〔ダイエー〕主婦の店ダイエーをダイエーと改称
- ファッションバイングオフィス(FBO)設立
アパレル産業
- 東京卸売センター (TOC)開業
- 大阪・船場センター開業
- サンディカグループ結成(東京ブラウス、一珠、コマンド、関東ドレス、ローマ岩島、三貴ドレス、山貴)
- KENZO(高田賢三)がパリでジャングルジャップを開店。*高田賢三の作品が「エル」誌の表紙を飾る
- 三陽商会が英バーバリ社とメンズウエアで提携
- デサントが西独アディダス社と提携(1998年修了)
- ピエール・カルダンが銀行の制服手掛け話題に
- 三宅デザイン事務所設立
設立
ビギ、ダーバン(レナウン系)、ミルク(原宿)、ユミ・カツラ、エルカなど
ブランド導入
ライセンス=ニノ チェルッティ(仏)、アーノルド パーマー(米)、ラングラー(米)、レノマ(仏)、ダックス、ハンテン、バーバリー(メンズ)、ハーディ・エイミス、ケンゾー、スポルティング、ジョン・ワイツ、ボブソン、輸入=オースティン・リード(英)
繊維・テキスタイル産業
- 日本繊維産業連盟を結成し、輸出自主規制に対して反対決議(3/3)
- 福井県の繊維業者約500人上京、米国の繊維輸出規制反対を陳情、デモ行進
- 東洋レーヨンが東レと改称
- 英キャリコ社・帝人・東レ3社と東洋紡・ユニチカ・日本エステル3社で係争中のポリエステル特許訴訟和解成立、8年振り解決
- 三菱レが「三菱バーリントン・カーペット」設立
繊維・ファッション行政
- 日米繊維交渉始まる(1/10)
- 日米繊維交渉、6月からの交渉は決裂
- 日米繊維交渉再開、以後両国で協議続行
- 繊維法失効、旧法以来14年9か月にわたる設備規制撤廃
政治・経済・社会
- 日米安保条約自動延長
- 日本の呼称を「ニッポン」に統一
- 核拡散防止条約批准
- 日中覚書貿易スタート
- 沖縄・コザ事件で5000人暴動
- 初の防衛白書
- 新日本製鉄発足
- アラブゲリラの活動活発化
- 大型景気(下期下降)
- 日本製テレビにダンピング容疑と米官報公示。
- ソニー、日本企業で初めてニューヨーク証券取引所に株式を上場。