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アート講座④ 山縣良和と綴るファッション表現のかすかな糸口

登壇者:山縣良和 リトゥンアフターワーズ 宮本武典 キュレーター/東京藝術大学准教授

FashionStudies®が開催するアートを学んでいこうシリーズです。ファッションを学ぶ為にもアートの知識は欠かせません。

第4弾は、2024年4月27日(土)に美術館では初となるアーツ前橋での個展〈ここに いても いい
リトゥンアフターワーズ:山縣良和と綴るファッション表現のかすかな糸口〉開催を控えた山縣良和さんと、この展覧会のキュレーションを手がけた東京藝大准教授・宮本武典さんにお話いただきます。

展覧会URL→ https://www.artsmaebashi.jp/?p=19899

ファッションを通して常に自己と社会に向き合っている山縣さんと、東日本大震災の被災地や東京都心の多文化空間で地域社会と協働する多彩なアートプロジェクトを立ち上げてきた宮本さん。

お話は、ファッション&アートだけでなく、ローカルなものづくりや美術教育など、さまざまなテーマにひろがっていくはず。

開催目前・山縣良和展のタイアップイベントとして、アーツ前橋、GAKUと連携して開講いたします。会場、オンラインでも受講できるハイブリッド形式での開催です。

みなさまのご参加お待ちしております。

ファッションビジネス学会+10Y研究部会との共催になります。


お申し込み先
会場 https://think-of-fashion-study-005.peatix.com/
オンライン https://toffstudy005-online.peatix.com/

講師プロフィール
山縣良和(やまがた・よしかず)

writtenafterwardsデザイナー / coconogacco代表
1980年鳥取生まれ。2005年セントラル・セント・マーチンズ美術大学卒業。2007年、ファッションレーベル「writtenafterwards(リトゥンアフターワーズ)」を設立。「装うことの愛おしさを伝える」をコンセプトに、既成概念にとらわれない様々なファッション表現を試みる。2009年にオランダ・アーネム・モード・ビエンナーレにてオープニングファッションショーを開催。2015年には、日本人として初めて LVMH Prizeにノミネート。また、デザイナーとしての活動のかたわら、ファッション表現の実験と学びの場として「coconogacco(ここのがっこう)」を主宰。多くのデザイナーやアーティストが輩出し、2021年には、第39回毎日ファッション大賞 鯨岡阿美子賞を受賞。近年の主な展覧会出展に、2017年「装飾は流転する」東京都庭園美術館、2019年-20年「アジアのイメージ」東京都庭園美術館、2021年「ファッションインジャパン」国立新美術館、2023年「ミレーと4人の現代作家たち」山梨県立美術館など。
https://www.writtenafterwards.com/

宮本武典(みやもと・たけのり)
キュレーター
1974年奈良県生まれ。武蔵野美術大学大学院修了。海外子女教育振興財団の派遣プログラムでバンコク赴任、武蔵野美術大学パリ賞受賞により渡仏、原美術館学芸部を経て2005年に東北芸術工科大学へ。2019年3月まで同大学教授・主任学芸員を務め、東北各地でアートプロジェクトや東日本大震災の復興支援事業を牽引する。2014年に「山形ビエンナーレ」を創設しプログラムディレクションを3期にわたって手がけた(~2018年)。2019年に角川武蔵野ミュージアム(隈研吾氏設計)開館事業にクリエイティブディレクターとして参加。2022年4月より東京藝術大学美術学部准教授。2023年5月からは群馬県前橋市の公立美術館「アーツ前橋」のチーフキュレーターも務めている。
https://takenorimiyamoto.jp/


展覧会について
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ここに いても いい リトゥンアフターワーズ:山縣良和と綴るファッション表現のかすかな糸口
会期|2024年4月27日[土]− 6月16日[日]
会場|アーツ前橋(〒371-0022 群馬県前橋市千代田町5丁目1−16)

神話などからインスピレーションを得た物語的コレクションで知られる山縣良和のファッションレーベル〈リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)〉。そのノスタルジックな表現は、〈装う〉心の純粋性を追求しながらも、3.11からの再生を祈った《The seven gods》、ファッション業界へのアイロニーを込めた《Graduate Fashion Show》、戦後と日本人の集団性をテーマにした《After Wars》、コロナ禍の都市を離れ無人島で描いた新しい人間像《Isolated Memories》など、資本主義社会や歴史観への問題提起を大胆に織り込み、常にファッションの領域をこえた注目を集めてきました。また、教育者としても知られる山縣はファッションの私塾〈coconogacco(ここのがっこう)〉を主宰し、参加する一人ひとりが生きる場所や社会を見つめ、「ここ」から独自の表現を立ち上げていく学びと実験の場をひらいています。

美術館で初の個展となる本展「ここに いてもいい」では、リトゥンアフターワーズのこれまでの歩みを紹介するとともに、山縣が考える日本社会とファッション表現の〈いま/ここ〉を新作インスタレーションで浮かび上がらせます。「日々ニュースから飛び込んでくるウクライナとガザの悲劇、そして能登半島地震と、個人では消化しきれない歴史の大きなうねりの中で、いま自分が表現できるのはとてもパーソナルなこと」と語る山縣。“writtenafterwards”とは、〈あとがき〉や〈追記〉を意味します。ファッションを通して常に自己と社会に向き合ってきた山縣は、混迷が続く私たちの世界にどんなストーリーを書き加えるでしょうか。


[展覧会の特徴]
美術館がファッションの〈メゾン/家〉になる?

フランス語の“maison”(メゾン)は〈家〉を意味しますが、ファッション業界では店や会社を指します。本展のメインギャラリーで山縣は、2024年現在の日本社会を表象する〈メゾン/家〉を、リトゥンアフターワーズの過去のコレクションと、群馬県内の空き家や廃屋から移設した家財道具を組み合わせて表現します。

その最後の部屋に追記(writtenafterwards)されるのは、何気ない家族の情景や子供服からインスピレーションを得た最新コレクション。そこには昨年父親となり、東京で子育てをはじめた山縣個人のパーソナルな変化が色濃く反映されています。“異次元の少子化”に沈みゆく日本の風景のなかで、ファッションを通して自己と社会に向き合ってきた山縣は、どのような“かすかな糸口”を私たちに示すのでしょうか。元商業施設をコンバージョンしたアーツ前橋の全館を使った、ストーリーテリングのような展示構成にもご注目ください。

(展覧会ホームページより引用)

開催概要

日 時 3月8日(金)19時~20時30分頃
※延長する場合がございますが、自由にご退出可能です。
会 費 会場
ファッションビジネス学会会員 1,000円
一般 1,500円

オンライン
オンライン視聴券 1,000円
応援枠を設定させていただいております。運営資金にさせていただきます。応援していただけましたらとても嬉しいです。
会 場 会場:GAKU 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO 9F
10代の若者たちが、クリエイティブの原点に出会うことができる「学び」の集積地

オンライン:ZOOMウェビナーを使用します。
お申込み 会場 https://think-of-fashion-study-005.peatix.com/
オンライン https://toffstudy005-online.peatix.com/
問合せ先 Peatixがご利用できない場合は、「アート講座④ 山縣良和と綴るファッション表現のかすかな糸口の件」と明記していただき、下記のメールにてお問い合わせくださいませ。
contact@fashionstudies.org
主 催 FashionStudies®
共 催 ファッションビジネス学会+10Y研究部会
後援 前橋市
企画協力 アーツ前橋
会場協力 GAKU
企 画 篠崎友亮(FashionStudies®

Think of Fashion® Study は、「ファッション」を考えるための方法論について学ぶ講座シリーズです。
Think of Fashion® Study 005 アート講座➃
山縣良和と綴るファッション表現のかすかな糸口

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