FB学会 ファッションビジネス学会 The Society for Fashion Business

会長挨拶

会長写真
ファッションビジネス学会
会長
 平井 秀樹

このたび、ファッションビジネス学会第4代会長を拝命いたしました。
1993年の創設以来、本学会は、歴代会長をはじめとする多くの諸先輩方、そして会員の皆さまの尽力によって、ファッションビジネスに関わる学術と実践の知を蓄積し、発展してまいりました。まずは、これまで学会を支えてこられたすべての方々に、心より敬意と感謝を申し上げます。

私は2015年に本学会へ入会し、理事、各種委員会・分科会、全国大会実行委員会などを通じて、研究・企画・運営の現場を横断的に関わってきました。その立場から強く感じているのは、ファッションビジネス学会が、単なる研究成果の発表の場ではなく、多様な立場の人々が 出会い、対話し、学び合う「場」としての力を持っているということです。

一方で、私たちは大きな環境変化の只中にあります。産業構造の変化、デジタル化やAIの進展、価値観や社会的要請の変容、そしてサステナビリティが前提条件となる時代。こうした変化は、ファッションビジネスのあり方そのものを問い直しています。学会においても、研究と実務の接続、世代・分野を超えた交流、学会の知をいかに社会へ発信していくかといった課題が、より明確になってきました。

こうした状況を踏まえ、私は会長として、学会の方向性を一方的に定めるのではなく、多様な知と実践が交差し続ける「場」を整える役割を果たしたいと考えています。研究成果が実務へと還元され、現場で培われた知が再び研究へと循環する。その往復運動を支える 環境をつくることが、これからの学会にとって重要だと考えています。

ファッションビジネス学会は、「生活・創・工・商・教育」という幅広い領域を包含する、学術プラットフォームです。研究者、実務家、学生といった多様な会員一人ひとりが、それぞれの関心や問題意識を持ち寄り、対話を重ねることで、学会の知は更新され続けます。学会は完成形ではなく、関わる人によって常に育ち、変化していくものです。

今後も、研究部会や論文誌、大会・シンポジウムなどの活動を通じて、学会の知的基盤を着実に強化すると同時に、社会との接点をより明確にしていきたいと考えています。その ためには、会員の皆さま一人ひとりの参画と協力が不可欠です。

本学会が、これからも「知と実践が交差する場」として開かれ続け、次世代へとつながる学会であり続けられるよう、誠心誠意取り組んでまいります。

引き続き、皆さまのご理解とご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。


ファッションビジネス学会会長 平井 秀樹

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